インフルエンサーマーケティング導入2ヵ月で月商200万円増。人流が弱点の立地でも集客アップを実現

インフルエンサーマーケティング導入2ヵ月で月商200万円増。人流が弱点の立地でも集客アップを実現

天ぷらと手延べそうめん「あさやま」は、神奈川・横須賀の百貨店内に店を構える和食店。静岡市内を中心に17店舗を展開する「株式会社なすび」が、2年前に横須賀で立ち上げた店舗です。落ち着いた店内で話題の「ジャンボ海老天」はもちろん、小豆島から取り寄せているそうめんなど高品質な料理を提供しています。百貨店の別館にあり本館との通路は夕食需要が高まる夜7時に閉鎖という厳しい条件の中、インフルエンサーマーケティング導入、わずか2ヵ月で、なんと月商が200万円もアップしたそう。今回は、営業マネージャーの野口一成さんに、その経緯と効果についてお話を伺いました。


導入企業様の詳細
会社名:株式会社なすび
運営店舗:17店舗
取材店舗:天ぷらと手延べそうめん あさやま 
所在地:神奈川県横須賀市大滝町1-13 さいか屋横須賀店南館 3F


アクセスに少々難アリでも、割引に頼らず積み上げてきた実力

――まず、「株式会社なすび」と「あさやま」について教えてください。

野口さん:「なすび」は今年でちょうど創業50年を迎えました。静岡市内を中心に和食の飲食店を17店舗展開しています。「あさやま」はその中で2年前に横須賀の百貨店「さいか屋」に出店した店舗です。とても歴史のある老舗百貨店ですが、当店は本館ではなく別館となる南館に入っています。本館との連絡通路が夜7時には閉じられてしまうなど、目的のないお客さまが自然と前を通るような環境とは言えません。

――そのような立地の中で、これまでどのような集客施策を取ってきたのでしょうか。

野口さん:割引して集客する方法は取りませんでした。それよりも、サービスやメニューの質を高めることに集中して、じわじわと積み上げてきた2年間でした。インフルエンサーマーケティングをはじめとするSNS施策も、今年4月にユニットさんを通じてスタートするまでは、全く手をつけていない状態でした。

――ユニットのサービスを始めることになったきっかけは?

野口さん:サービスとメニューのクオリティが安定してきたタイミングで、そろそろ販促に力を入れていこうという話になりました。そのとき、ある知り合いからユニットさんをご紹介いただいたんです。インフルエンサーマーケティングに関してはまったくの素人でしたが、グルメ特化型というコンセプトと、費用面でも手が出しやすいプランがあるということで、まずは試してみようと思いました。

2ヵ月で月商200万円増。数字で実感した手応え

インパクトあるビジュアルのジャンボ海老天。SNSと抜群の相性で、情報が一気に拡散

――実際にサービスを始めてみて、どのような効果を感じていますか。

野口さん:導入前の最高月商は430万円ほどでした。それが先月(5月)は630万円を記録したんです。自分でも想像していなかったほどの伸び率で、正直驚いています。4月・5月の2ヵ月間で、インフルエンサーさんが17名来店してくださいました。

――月商200万円増というのはすごい数字ですね。その要因はどのように分析されていますか。

野口さん:いくつかの要因が重なったと思います。まず、当店の看板商品「ジャンボ海老天&手延べそうめん」は圧倒的なビジュアルインパクトがあり、SNSとの相性がとても良かった。その話題性をきっちりと集客に繋げられるよう、36センチの食品サンプルを店頭に置いて実物がどれほど大きいかアピールしました。また、「ジャンボ海老天」だけではなく、小豆島から直送している手延べそうめんも、お家で食べるそうめんとは食感がまったく違う本格派です。ビジュアルだけでなく、ストーリーのある食材を扱っていることが、インフルエンサーさんの投稿に深みを与えてくれているのかもしれません。

加えて、5月のゴールデンウィーク明けに、なすびグループの清水の本店がテレビ番組に取り上げられて全国放送されました。あさやまでは本店とは店名の違いもあり、関係を大々的に告知するようなことはしませんでしたが、その放送効果もインフルエンサーさんの投稿に取り上げられることで相乗効果を生んだと感じています。さらに5月末には「さいか屋」さんの館内に新たな娯楽施設がオープンし、客層が若返ったこともあって、今まで来たことのなかった年代のお客さまにも来ていただけるようになりました。

――お店を知ってもらうチャンスがいくつも重なったということですね。

野口さん:そうだと思います。立地的には百貨店の南館という、それだけでは気づいてもらいにくい場所にあるので目的地にして来店してもらうことが重要です。検索して見つけてもらうには、まずその存在を知っていただかないといけない。さまざまなチャンスをInstagramやTikTokで視覚的に伝えて相乗効果を狙った。それが、この実績につながったと思っています。

スタッフの自信にもつながった、インフルエンサーの温かい声

お店の看板は小豆島の手延べそうめん。素材を活かした料理の魅力がSNSで広められている

――ユニットのグルメ特化型インフルエンサーの投稿内容や質については、どのように感じましたか。

野口さん:Instagramがメインではあるのですが、投稿してくださった方の中には、TikTokに動画を投稿してくれたりする方もいました。Instagramメインとはいえ、ほかのプラットフォームにも自然と広がってくれているのは、グルメ特化型ならではの投稿力の高さだと感じています。

――インフルエンサーさんからのフィードバックについてはいかがでしたか。

野口さん:ユニットさんのシステムで店舗へのアンケートがあるのですが、来店してくださった多くのインフルエンサーさんから「取材してよかった」という評価をいただけました。料理の評価はもちろんなのですが、「スタッフの接客が良かった」「気配りが丁寧だった」「個人的にもまた来たい」という声が多かったんです。

――それはうれしい反応ですね。

野口さん:インフルエンサーさんにどう接していいか、最初はスタッフ全員が少し戸惑っていたんです。最初は恐る恐るという感じでした。でも、高い評価をいただけたことで、スタッフみんなが勇気づけられ、自信につながりました。情報拡散というメリット以外に、チームのモチベーションが上がるという副次的な効果も感じています。

そういう経験もあり、アンケートに対してはきちんとお返事をするようにしています。「次は旬のメニューが変わる時期にもぜひ」といった一文を必ず添えていますね。ユニットさんのシステムでは、インフルエンサーさんとの距離の近いやりとりが可能ですし、自分たちで独自にリサーチや関係づくりをする必要がないため、とても助かっています。

――ユニットのインフルエンサーが“グルメ特化型”ということも貢献できている理由だと感じました。

野口さん:そうですね、インフルエンサーさんが食に関心の高い方中心ということで、投稿のクオリティが高いだけでなく、そのフォロワーも食に興味がある方が多い。だから投稿が刺さりやすいのだと感じています。割引目当てなどで来てもらうのではなく、料理やお店に本当に興味を持って来てもらえるという点で、インフルエンサーマーケティングの良さを実感しています。

季節性を活かしたチケット展開とローカル拡散への期待

季節性のある料理や“映え”メニューで、今後も知名度を高めていく

――今後はどのような形でインフルエンサーマーケティングを活用していく予定ですか。

野口さん:ユニットの担当さんから「半年を一つの目安として継続することが大事」と聞いていたので、続けざまに大きな結果を狙うのではなく、改めて腰を据えてやっていこうと思っています。6月もジャンボ海老天のチケットで続けていますが、7月以降は沼津港直送の魚介天丼や、旬のプレミアム野菜を使った御膳など、季節感やプレミア感を打ち出したチケットも組み合わせていく予定です。一つのメニューに絞り続けると「あのお店はそれだけ」と思われてしまうので、季節感と共に当店のメニューの幅広い魅力も伝えていきたいですね。

また、土地柄として横須賀は米軍基地も近く、外国の方も多い地域です。インバウンド需要を意識した投稿ができると、また違う広がり方が期待できるかもしれないと思っています。ユニットの担当さんと話しながら、この地域に合った使い方を模索していこうと考えています。

実は他にも、沼津の店舗でもユニットのサービスを利用しています。そちらでは関東圏からのドライブや観光の方を呼び込めるように、相談していきたいですね。

――ユニットの担当者のサポートが役に立っているようですね。

野口さん:本当に、インフルエンサーマーケティングについても何も分からない状態からのスタートでしたので、チケットの制作から、インフルエンサーさんの誘致、「あさやま」のInstagramアカウントの投稿内容のアドバイスまで、100%サポートしていただきました。運用状況のすり合わせや相談にもいつも丁寧に対応していただいているので、安心して任せられています。費用面でも手が出しやすい設定になっていますし、店舗ごとに契約できる柔軟さも、複数店舗を管理している立場としてはありがたいです。

――ありがとうございました!

関連店舗のメディア露出や施設の人流の変化といった追い風もあるかと思いますが、インフルエンサーマーケティングが売り上げアップに貢献できたことをとてもうれしく感じています。目的客の誘致=割引券・クーポン配布と思っている方に、ぜひ知っていただきたい導入事例でした。そして、継続的な投稿の積み重ねが口コミや評判を育て、地域に根ざした集客へとつながっていく。そのプロセスをユニットと共に歩んでいただき感謝です。今後ともユニットは力強く応援させていただきます!