導入半年で投稿200件! 原宿の人気カフェが実感した、「質の高い投稿」とSNSを通じた明確な集客効果
2025年3月にオープン20周年を迎えた原宿の「café STUDIO」。ハンバーガーを中心に一品料理やお酒も提供するカフェとしての営業がメインですが、100席以上という広々としたお洒落な店内が印象的です。とくに人気なのはチーズバーガーの上から濃厚なソースをかけた、バターチーズメルトバーガー。こちらのメニューをはじめとして、話題性の高い料理も多く、幅広い層のお客さまから評判となっています。そんな同店がインフルエンサーマーケティングサービス「ユニット」を活用して得た成果と気づきについて、店主の松浦さんにお話を伺いました。
導入企業様の詳細
会社名:株式会社ドリームスタジオ
店舗名:「café STUDIO」
所在地:東京都渋谷区神宮前4-31-10 YM Square HARAJUKU 1F
公式サイト:https://cafestudio.foodre.jp

目次
映える料理でも拡散させるのは難しい。だからこそのインフルエンサーマーケティング

――まずは、今回ユニットのサービスをご利用いただきました「café STUDIO」について教えていただけますか?
松浦さん:以前は番組収録や撮影の貸切も多かった店で、ハンバーガーやフィッシュ&チップスを中心としたカフェ営業を行っています。夜にはアルコールも提供しており、天井が高く広々とした店内や、解放的な外のソファー席、テラス席なども好評をいただいております。名物は「バターチーズメルトバーガー」で、この一品を食べに来られる方も多いです。ぜひ、多くの方に足を運んでいただきたいですね。
――ユニットを導入された時期ときっかけを教えてください。
松浦さん:ご紹介いただいたのがきっかけで、2024年の11月後半から導入しました。インフルエンサーマーケティング自体には当初、あまり興味がなかったんですけど、ユニットのサービスに魅力を感じてやってみようと思いました。やはり飲食に特化したインフルエンサーさんが多いという特徴が気に入りました。
――店の名物「バターチーズメルトバーガー」の写真はインパクト抜群ですが、もともとインフルエンサーマーケティングを利用する予定はなかったんですね。
松浦さん:そうですね。もともとインフルエンサーマーケティング用に開発したメニューではありませんが、一つひねった商品にしようという意識はあり、見た目に特徴があるハンバーガーとなりました。なので、カフェ営業の中での起爆剤として話題になってほしいという思いはもちろんあったんです。ただ、自分たちでInstagramに投稿したりリールを作ったりという告知は労力もかかります。店側の1回の投稿で劇的に変わるというわけではないので、結果にはなかなか結びつきにくいとも感じていました。
そこでインフルエンサーさんたちにお力添えをいただくのは、とても有効な手段でした。我々にない部分をインフルエンサーさんに担っていただこうと思いました。商品の特徴とインフルエンサーさんの持っている力の掛け算で、期待以上に大きな効果が生まれたと感じています。
導入してすぐに実感できた効果、名物メニューがさらに有名に

――インフルエンサーにはどのように商品提供していますか?反響も教えてください。
松浦さん:「バターチーズメルトバーガー」とお好きなドリンク一杯のセットでお連れ様の分も無料、という形で提供しています。インフルエンサーマーケティングとこの料理の相性がいいというのは、お話をいただいた時から感じておりましたし、チケットを出せば多数の応募がいただけるんじゃないかという予想もしておりました。実際に始めてみるとさらに想定以上の反響で驚きましたね。分かりやすくインパクトのある商品だと思うのでインフルエンサーさんからも扱いやすく、面白がってもらえたのかなと思います。
――導入後、目に見える変化はありましたか?
松浦さん:まず運用直後にInstagramで検索すると、大量に店の情報が出てくるようになりました。多くの場所で当店の投稿を見かけるようになり、その反応の多さを実感しています。うれしかったのは店舗名以外、関連した検索でも上位に出るようになっていったことですね。このエリアの「ハンバーガー」や「ランチ」などで検索しても、引っかかってくれるんですよ。そういった情報を目にして「バターチーズメルトバーガー」を食べに来たという方が、明らかに増えたことがありがたかったです。
SNSを通しての来店が増加、さらにスタッフの技術向上にもつながる!
――原宿は飲食店、カフェの激戦区です。このエリアにおいて、インフルエンサーマーケティング有効性を感じていますか?
松浦さん:そうですね。もちろん情報の多い激戦区だからこそ、人目に触れる機会があればあるほど、店に来ていただけるチャンスは増えると思っています。原宿に行くけど何を食べようというときに、一見さんがInstagramを見て「目的客」としていらっしゃるケースが目に見えて増えました。
原宿はもちろんリピーターさんも多いですが、インバウンドや観光の方が中心の街。そういった方が事前にSNSを見た上で来店いただける、良いきっかけになっていると思います。
また、告知効果としての外的な結果だけでなく、内的な結果としてもSNSマーケティングが有効だということも分かりました。もちろん、普段から丁寧な提供やキレイな盛り付けを心がけていますが、キレイに写真を撮っていただきたいので、インフルエンサーさんへの提供はとくに注意して行うようスタッフに伝えています。それにより、スタッフの技術が向上し、通常の盛り付けや提供のスピード、接客レベルも明らかに上がりました。評価されることや撮影されることを意識することで従業員のモチベーションと技術が向上する……。原宿という激戦区で、頭一つ抜きん出るためにもとても重要だったと思います。これらの積み重ねにより、売上自体にも貢献していると思います。
インフルエンサーを理解することで得られるメリット

――導入いただいてちょうど半年ほどですが、インフルエンサーからの応募が、なんと300件以上という数字を確認しております。
松浦さん:実際の投稿数は今、200件ぐらいまで伸びています。想定以上にご応募いただいて本当にありがたい限りですね。
こういったサービスの利用が初めてでしたので、自分たちのノウハウの蓄積のためにもスタートした頃は全てのインフルエンサーさんを採用していました。かなりの人数だったため、最初は大変でしたが、とにかくメッセージを丁寧に送ろうと思っていました。最大限の結果を引き出すためにそこは一番意識していましたね。雑なやり取りをしないと決めて、応募や日程調整などのやり取りもインフルエンサーさん一人ひとりにカスタムした文章を送っています。自己PRを書いてくださっているのでそれをきちんと読んで、インフルエンサーさんのSNSなどもチェックして、丁寧な文章でやり取りするということを心がけてきました。
――手間がかかってもインフルエンサーさんとのコミュニケーションを重視している理由は?
松浦さん:やはり、お店を気持ちよく利用していただくことが重要です。しっかりコミュニケーションをとることは、投稿の質にも反映されると思っています。
実は最初の頃からユニットの担当の方に質問をして、どうしたら気持ちよくインフルエンサーの方とやり取りができるかを確認していました。インフルエンサーさんたちと信頼関係を構築することが重要で、それが投稿のクオリティに直結する。それは間違いなかったと思いますし、今も続けています。
質の高い投稿に満足。さらなる飛躍につなげていきたい

――どういったときに良い投稿が多いと感じますか。
松浦さん:個人的な感想ですが、本当にみなさん丁寧にやってくださっています。写真もより良く見えるように何枚も撮って投稿してくださいますし、時間をかけてリール動画を編集して素敵なものを投稿してくれる。本当に丁寧な仕事をしてくれる方が多い。逆にちょっと申し訳なくなっちゃうぐらいですよ。食事を提供しただけで、ここまでやってもらえるんだと、本当に恐縮してしまうほどでした。
――うれしい感想です。 細やかな対応が成功の秘訣ですね。
松浦さん:はい。もちろん料理の魅力と場所柄などの相性が良かったというところもありますが、そこに丁寧なコミュニケーションが上手く組み合わさり、想像以上の成果を得ることができたのではないでしょうか。
――今後さらにどのような活用法を考えていますか?
松浦さん:まだまだインフルエンサーマーケティングを活用しきれていない、というのが僕の感想です。というのもチケットの更新をまだ一度もしていないんです。ユニット導入時にあげたチケットで、そのまま続けています。更新したらまた多くの応募が来る可能性があると思うので、落ち着いたらまた大きな一手を打ちたいなと検討しています。他にも魅力的な商品があるのでさらなる情報発信、拡散にも応用していけたらなと考えています。
――本日は、素敵なお話をありがとうございました。
今回は激戦区原宿でのカフェ営業での事例を紹介しました。立地や商品の魅力を十分に活かすべく、上手にご活用いただいていることがわかりました。また、松浦さんはじめスタッフの方の、お店をより良くしたいという想いもひしひしと感じます。今後もユニットはお店と寄り添いながら、さらなる挑戦を応援させていただきます!