プロフィールアクセス数5倍! 人気チェーンがストアプランから始めて実感した、目に見える効果。多様なインフルエンサーとの交流で得られる大きなメリット

プロフィールアクセス数5倍! 人気チェーンがストアプランから始めて実感した、目に見える効果。多様なインフルエンサーとの交流で得られる大きなメリット

飲食店舗を80店以上運営するユナイテッド&コレクティブ。居酒屋チェーンである「てけてけ」を筆頭に、「本当に美味しい料理」に強いこだわりを持ち店舗を拡大してきました。コロナ禍を耐えた今、コストを抑えながらもマーケティングに打って出たいという想いからユニットのインフルエンサーマーケティングを活用することに。費用対効果が高く、目に見える効果とメリットの実感があったといいます。今回は管理本部本部長、経営企画部部長、畑中俊哉さんにインフルエンサーマーケティングとSNSマーケティングの効果を実感したエピソードを伺いました。

導入企業様の詳細
会社名: ユナイテッド&コレクティブ株式会社
所在地:東京都千代田区麹町2丁目5-1 WeWork半蔵門PREX South
店舗数:80店舗(2024年3月現在)
公式サイト:https://www.united-collective.co.jp/

コロナ禍で受けたダメージ。発信力は必要だが、コストは減らしつつ確かな効果を追求したい

ユナイテッド&コレクティブが運営する居酒屋チェーン「てけてけ」

――運営されているブランドについて教えていただけますか。

畑中さん:弊社は2000年に一つのお店から始まりました。 最初は職人さんによる創作料理店でしたが、より大きくしていこうということで、2005年に居酒屋業態である「てけてけ」を開発しました。そこから店舗を増やしていき、2012年にはハンバーガーカフェ業態で「the 3rd Burger」の運営をスタートさせて、2017年には東証マザーズに上場することができました。

会社の経営理念として、「“本当に美味しい料理”を世界中の人々に届けて、世界を良くしていく。」ことを掲げておりまして、戦略としては店内調理と工場仕込みの併用で美味しさを突き詰めていく。例えば季節の料理や揚げたり焼いたりする料理は各店舗で調理を行う一方で、大きなロットで作ったほうが美味しいスープものは専用工場にお願いしています。塩つくねという看板メニューがあるのですが、“より鮮度高く美味しく”を突き詰めた結果、工場のラインで急速冷凍した状態で各店舗に届けると、鮮度が全然違うことがわかった。 そういった個人店とチェーン店との中間を取るようなスタイルが弊社の特色であり、歴史を体現している部分かと思います。

「てけてけ」の定番料理、鉄板鶏餃子。もともと「美味しさ」には自信があったと畑中さんは話す

――美味しい料理を作るため、商品ごとにベストの調理法を試行錯誤してこられたのですね。今回ユニットを活用いただくまでの流れを教えてください。

畑中さん:そういった戦略がご高評をいただき順調に拡大していったものの、コロナ禍で特に居酒屋事業が大きなダメージを受けました。当然その間は会社として守りのフェーズだったので、いつか何らかの手で打って出ていきたいという話をずっとしていました。
コロナの影響が落ち着いてきた段階で次々と挑戦を進める中、美味しさには自信があっても発信力が弱みという課題があり、広報活動も積極的に取り組もうということになりました。

有名インフルエンサーによるPR投稿も効果の実感はなかった

――情報発信が課題だったということですが、ユニットのインフルエンサーマーケティングをお使いにいただく前は、どのような広報活動をされていたのでしょうか。

畑中さん:PR会社と契約し、ネット記事を増やすために各メディアへ営業をかけたり、有名インフルエンサーさんを紹介していただくサービスも利用し、費用をお支払いしてPR投稿をしてもらった時期もありました。
1フォロワー1円くらいに費用を抑えてお願いしましたが、それでも結構な金額でしたね。有名インフルエンサー3、4名の方にお願いしたので、合計で100万人くらいのフォロワーはいたと思います。しかし、実際の効果はブランドサイトの訪問者インプレッションの数が少し伸びた程度で、それが話題になったと感じることはなくて……。

――有名インフルエンサーを使ったPR投稿では、期待した効果が得られなかったんですね。

畑中さん:普段、自分たちでインスタグラムをチェックしても、他の飲食店さんは結構出てくるんですけれど、なかなかうちの店は出てこない。ターゲットに刺さっている感じもなく、軽くバズるまでもいかない。多くの方に投稿が見られている感覚をあまり持てなかった。インフルエンサーマーケティングを始めてはみたけれど、どこまで効果があるのだろうというのが感想でした。

コロナ禍のダメージもあり、なるべく少ないコストでより良い効果を得られる方策に絞っている時期でもありました。改めていろいろ調べる中、弊社の代表の坂井がユニットさんの記事を見つけてきて、試しにやってみようということになりました。

ナノインフルエンサーの広報効果を様々に実感。プロフィールアクセス数は5倍に

豊富なドリンク、美味しい料理が魅力の「てけてけ」。インフルエンサーによりさらに広まっている

――ユニットのサービスを導入されて、どのように感じましたか。

畑中さん:目に見えてインスタグラムの投稿数が増えましたね。それからインプレッション、公式アカウントやブランドサイトの訪問者なども確実に増えていきました。有名インフルエンサーに1回数百万円をお支払いしたときと比べて明らかに良い傾向で、その伸び方を見て、やはりなるべく多くの方に投稿していただくことがSNSのマーケティングでは有効なのだと思いました。

もちろん影響力のあるインフルエンサーの方にドーンとやってもらうことは重要だとは思いますが、高単価で月1回投稿してもらうより、低単価で1〜2万前後のフォロワー数を持つインフルエンサーの方に数多く投稿していただくことが、より広いお店の認知につながるんじゃないか、ということを肌で感じましたね。

――私達がいろいろなところで説明する話を、今そのまましてくださり、効果を体感していただけている思うと有り難いです。

畑中さん:いつの間にか受け売りができるようになりましたね。感謝しています(笑) 。

――ナノインフルエンサーの力を感じていただきありがとうございます。 まず店舗に対してのストアプランから始められたそうですが、そこからコーポレートプランの契約になったのはいつ頃でしょうか。また効果を表す数字データはありますか。

畑中さん:ストアプランを始めて半年後くらいですね。ずっと効果を感じていたので、他の店舗でもやっていきたいということになりました。数字的には、公式インスタグラムのフォロワー数・プロフィールへのアクセス数ともに1年前に比べて5倍以上伸びており、全く投稿をしていないにも関わらず安定して伸びていますね。

複数のインフルエンサーが関わることで獲得できる多様な生の声、そこで気付かされるアピールポイント

インパクトある看板が印象的な「てけてけ」。インフルエンサーマーケティングを通し、SNS上にも新たな“看板”をたくさん作っていく

――数字上の変化を実感したエピソードはありますか。

畑中さん:一番嬉しかったのは、「てけてけ」に対する個人の投稿を見かけることが増えたということですね。「てけてけ」で調べると新しい投稿がどんどん増えていて、例えばある川崎のお店は、お子様連れの方がユニットから投稿して、それを見たママ友が返信していて、私も「てけてけ」に行きたい!と。そこからユニット経由でまた別の方に投稿していただいたり。

――ママ友に広がりを見せたということですね。

畑中:これまでもファミリーにご利用いただいていますが、お子様連れでも利用しやすいことを積極的にアピールしたことはありませんでした。今回、ユニットさんを通じて、今まで訴求してこなかった方々に新しい視点で取り上げていただき、新鮮でした!

――インフルエンサーへはどのように依頼していますか。

インフルエンサーさんへのリクエストは特にせず、勝手に料理を選んでくださいというスタンスを取っていますね。価格だったり、おいしさだったりのおすすめポイントは伝えてありますが、それはあくまで参考情報で、あとは好きに投稿していただく。それが多様な生の声につながっています。 皆さんが、こういう角度やこういう風なところをうちの良さとして捉えてくださっているという気づきが多く、とても勉強になります。

――他に投稿やインフルエンサーで印象深いお話はありますか。

畑中:そうですね。 新宿でご利用いただいたインフルエンサーさんから、新宿の「てけてけ」が楽しかったので、ぜひ次は違う店でお願いしたいです、というお言葉をいただくことがありました。このように、また投稿させてくださいというお声をいただくこともありますし、最近では、販促用の写真を変える場面で、インフルエンサーさんの投稿写真を使わせてくださいとお願いしたことがあります。本当に皆さん素敵なお写真を撮ってくださっていて、お店を気に入ってもらえていることを実感でき、関係性もより深まっています。

地方でさらに影響力を拡大させるローカルインフルエンサー

――ユニットにはエリア性という強みがあります、エリアに強いローカルインフルエンサーと言われるような人たちの効果は感じますか。

畑中さん:大阪に、繁華街から離れていることもあってユニットさんに登録させていただいている店舗があるのですが、大阪のインフルエンサーの影響力を強く感じました。 インプレッションやコンバージョン、いいね数が他と比べて明らかに多いんです。

――確かに、地方はインフルエンサー同士のつながりが強くて、近辺のグルメインフルエンサーが続々と来店して登録してくれたという話も聞きます。

畑中さん:私も地方都市での活用はよりメリットがあるように感じています。

新事業オープン前からインフルエンサーマーケティングを利用すると効果は絶大

――次に、オープン前からご利用されているという海鮮系の新業態での効果についてもお話いただけますでしょうか。 

畑中さん:オープンに向けて準備を進める中で、ユニットさんから、開店前の試食会ならインフルエンサーさんにとっても新しい情報を先行して発信できるというメリットがあるから上手く活用してはどうか、という話を頂きました。インフルエンサーさんを呼んでの試食会……良いお話だと思ったのですが、もうオープンまで1ヵ月を切っていた。ユニットさんを利用する前は、メディアの方を呼んだり、インフルエンサーさんを呼ぼうとすると、やはり1ヵ月以上前から調整をしないといけなかったのですが、やってみると大成功でした。10日ぐらい前にチケットを公開しても、限定5組に対して50組以上の応募をいただき、その中からインフルエンサーさんを厳選することができました。

その結果自分たちでは一つも投稿していないのに、最初の試食会からその後もかなりのお客様が来て投稿してくださって、一時的に「てけてけ」のインプレッションを超えたんですね。「てけてけ」は70店舗くらいあるのに対し、こちらの店はまだ1店舗。それでもインプレッションが急激に跳ね上がり驚きました。

――試食会にインフルエンサーさんを呼ぶことで、開店の話題性を倍増させることができたということでしょうか。

畑中さん:それはもちろんあると思います。 さらに、オープン前の試食会のメリットとしては、インフルエンサーさんと会話をしながら、ここはこうした方がいいんじゃないかとか、ここはちょっと良くないと感じた、でもここはめちゃめちゃ良かったというような、インフルエンサーさん目線の生の意見を直接伺うことができたことも良かったです。それはオープン後にも活かされていて、インフルエンサーさんにご指摘をいただいた良さを伝わりやすくしたところ、それが新たな投稿に反映されていました。直接話して、忌憚のない率直なご意見を頂いたことは非常に良かったと思います。

――インフルエンサーとオープン前の意見交換。とてもいい活用方法ですね。

畑中さん:さらに細かいところですが、インフルエンサーさんが撮影する際に、カウンターから見えた方がいいもの、写り込まない方がいいものなど、見栄えについてお話しできて、その結果を踏まえてキッチンのレイアウトまで見直すことができました。今回は、オープン前というタイミングだったからこそ叶った部分もあると思います。「てけてけ」でも、新メニューが出る時には、そういった活用をしていきたいと思いました。

一度のバズりを狙うより、さまざまな投稿で新しい魅力を発信し続けてもらう。その繰り返しで興味を持ってもらうという戦略。

今後もSNSを通じて、お店、ブランドの魅力をさらに拡散していきたい

――最後に、今後インフルエンサーマーケティングをどのように活用していきたいか、お聞かせいただけますか。

畑中さん:最近は、ショート動画が流行っているので、そういったものをうまく活用できればと考えています。SNSは既に重要なインフラになっていますので、バズりを狙うというよりは、普段から暇があったらSNSを見ている大多数の方に向けて、いろいろな方向からうちの魅力を発信し、興味を持ってもらえればいいと思っています。

今はGoogleでいかに上位に表示されるかと同様に、SNSでいかに見てもらえるかというところが相当重要になっていると思います。次の戦略として目指すところは、ウェブマーケット以上に、Instagram、それからGoogleビジネスプロフィールですね。この2つでどのようにうちの業態やお店の良さを知ってもらうかというところを、今後も進めていきたいと思っています。

そのためにユニットさんのサービスを今後もより活用したいですね。 パソコンやスマホ上で日程調整して予約を取るだけなので、ほとんど手間がないのも助かる。本部側としても、費用対効果の大きいサービスだと思っています。

ストアプランから試され、その後コーポレートプランをご契約という、効果をご納得いただけた事例でとても嬉しく思います。既存の人気チェーンでの効果はもちろん、もちろん、新店舗でもインフルエンサーマーケティングの意義を感じていただき、とても参考になるお話を伺えました。これからもユニットのサービスを最大限にご活用いただければ幸いです。